理論と現実の狭間で… リン レイファの紹介【キャラクター個別記事】

キャラクター個別記事

こんにちは、管理人の夢助むすけです!

今回紹介するキャラクターはリン レイファです。ノートパソコンを傍らに抱え、いかにもデータ派なビジュアルの彼女はどんなキャラクターなのか、さっそく紹介していきます!

リン レイファの概要

©Akatsuki Inc.

中学時代に同じシニアチームに所属していた東雲を追って入部した台湾人の少女。日本にいる期間が長いのか日本語も非常に堪能です。
スポーツ科学の研究対象として女子野球に着目しており、自身もマネージャーを兼ねた選手としてプレーしています。

担当声優の福緒唯さんについて知りたい方はこちらへどうぞ(Wikipediaに飛びます)。

リン レイファはどんなキャラ?

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スポーツ科学について研究しており、いかにも学者肌といった性格をしている頭脳派少女。野球に限らず物事を効率よく進めることに対して心血を注いでおり、精神論をはじめとして非効率的だったり成果がわかりにくかったりする(と本人が思っている)ものを嫌う理屈っぽい面もあります。

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その気質から一人の世界に没頭することも多く、特に自身の論理が破綻したと感じた時はそれを再構築するためか一週間も帰ってこない(東雲談)ことも。デフォルメされた表情で「ぶつぶつぶつぶつ…」呪文のように独り言を繰り返す様はなかなかシュールです。

また論理的な思考が得意な一方で感情の機微には疎く、理屈っぽすぎる発言で周囲を呆れさせる場面も散見されます。そういった点では九十九と近しいところもあり、ある意味では彼女もまた天才肌といえるのかもしれません。

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そんな彼女ですが、スポーツ科学を追究する過程で何かに目覚めたのか無駄なく鍛えられた美しい筋肉が好きという変態ユニークな一面も併せ持ちます。特に東雲九十九の筋肉が理想のようで、思考没頭モードとは別の意味で暴走することもしばしば。
理論に基づいて野球と向き合う姿や、日常シーンでの理屈っぽい振る舞い、さらにはギャグ的な変人要素など、見せる表情がころころと変わるところが彼女の魅力といえるでしょう。

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選手としてのポジションは二塁手。東雲が「なかなかの実力」と評するだけあり、初めて出場した練習試合では冷静に相手投手を分析しヒットを放つ活躍を見せました。
しかしやや華奢な体格に加え、当初はマネージャーに専念しようとしていたこともあり体力不足が大きな課題となっています。そのため一年目の夏大会では一年生で唯一ベンチを外れ、データ班に所属することとなりました。

その大会、そして小鳥遊との関わりを通じて、彼女にも選手としての熱い思いが蘇ることになるのですが…詳細は後述のおすすめエピソード項目にて。

リン レイファの入部経緯

該当エピソードは2年生編サイドチャプター「非論理的女子野球の考察」。

エピソードは小学生のリンが、球場でホームランボールをキャッチした記憶を回想するところから始まります。

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どうしてあんな遠い場所から、こんなところまでボールを飛ばせるのだろう。その時に抱いた疑問選手へのリスペクトが、今のリンの原点でした。

そして時間は現在に戻り、舞台は図書館。九十九は図書委員の初瀬に本の貸出を依頼しますが、借りようとした本はことごとく貸出中となっていました。さらに初瀬と他の図書委員の情報から、それらを借りているのは入学式初日にやってきた新入生とのこと。

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その会話の中でコーヒーに関する本も借りていたという話題になった際、初瀬はふとコーヒーの香りを感じたと口にします。それを受けた九十九が香りの大元らしい理科室へと向かうと、そこには実験用具を無断使用してコーヒーを調合しているリンがいました。

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理科室や用具を使用するには生徒会の許可が必要だと九十九が伝えると、リンは素直に従い用具を片付けようとします…が。

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その際に九十九筋肉を見て、思わずうっとりと言葉を漏らします。そして九十九が女子野球部に所属していることを知ると、リンは「マネージャーとして女子野球部に入部予定」だと自己紹介をしたのでした。

連れられた部室で、リンはシニア時代の先輩にして本校入学のきっかけである東雲と再会します。しかしリンが他の部員達への挨拶でマネージャー志望であることを口にすると、東雲の表情はどこか曇り…。

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リンに練習の流れや備品等の説明をする役も断って、すぐに練習に向かってしまいました。
代わりにその役を買って出た鈴木とともに、リンは女子野球部の門を叩きます。

そうして備品の説明を手早く済ませてグラウンドへと向かっている最中、鈴木はリンにもう選手としてやるつもりはないのかと尋ねますが、リンは淡々と「あれは失敗だった」「研究のために人に迷惑をかけるわけにはいかない」と答えました。鈴木はその答えを不思議がりつつも、練習に付き添うとリンが提案してきたためそれを受けることにします。

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その練習のなかで、リンは自身のアドバイスをすぐさま理解できる鈴木を見て「自分と同じタイプだ」という思いを抱き…それと同時に、シニア時代の苦い思い出を回想していました。

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自身の頭脳だけでなく身体まで信じた結果、本塁突入のタイミングを計り損ねてアウトになってしまったことを。その経験から、リンは理論を最重要視すべきだという考えに至っていたのです。

そして翌日から早速マネージャーとして精力的に活動し始めたリンは、「チームの目標を達成するために今すぐ実行した方がいい項目が一つある」と前置きし、部員達にある提案をしました。

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その提案とは、鈴木のコーチ転身。身体面で劣るものの頭脳面で優れている彼女をコーチとすることで、より効率的に目標に近付けるとリンは説きます。その場に居合わせた逢坂に反論されても、鈴木の頭脳に敬服しているからこその提案、適材適所だというリンは持論を曲げません。
しかしそこに東雲が現れ、「その提案は間違っている」とリンの言説を強く否定。逆にリンに鈴木と一緒に練習するよう指示したのです。

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自分が部室に来てからどこかおかしいというリンの言葉も、その一言で一蹴して。

そうして鈴木とともに行うことになった練習メニューは、徹底的な走り込みでした。技術的な面を伸ばすべきだという反論も無視し、鈴木はひたすらリンを連れてグラウンドを走り回ります。それをただの根性論のように感じたリンは、あれこれと論理的な言葉で鈴木を説得しようとしますが…。

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そう答えるとともに走り込みを続けられてしまい、リンも疑問を解消するためについていかざるをえなくなってしまいました。

そうしてひたすら走り込むメニューのラスト、坂道ダッシュを終えた二人は息も絶え絶えになりながら言葉を交わします。

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そのなかで鈴木に「なぜ(男子ではなく)女子野球なのか」と問われても、息が切れて頭が回らず答えることができないリン。しかし鈴木曰く、最後のダッシュでリンは自分より力が入っていたのことで…。

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論理を重視する彼女に、鈴木はそんな言葉を残したのです。

さらに翌日、リンは鈴木との練習を通じて破綻した論理についてひたすら考え込んでいました。その没頭ぶりは、図書館から借りていた大量の本すらもいくつか未読のまま返却するほど。
そしてその日の部室で、リンは鈴木に「今確実に言えることが一つだけある」と前置きしてあることを伝えたのです。

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それだけはなぜかわかったというリンに、どういう論理でその結論に至ったのか尋ねる鈴木でしたが…。

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それを受けて、リンはまたすぐに思考の渦に飲み込まれてしまったのでした。

理論派とされる彼女の原点、そう考えるようになった過去とともに、それを打ち破る新たな挑戦を予感させる展開が詰め込まれた、初登場ながら見所が盛りだくさんのエピソードですね。

リン レイファと関係の深い人物

普段から理論を振りかざす傾向にあるリン。この手のキャラクターはそれに真っ向から反抗する人物との絡みが多くなりがちですが、リンと深く関わる人物はそんな彼女の振る舞いに反抗するだけでなく、三者三様な姿勢を見せてくれるのが面白いところ。そんな相手をピックアップして紹介していきます。

東雲 龍
入部のきっかけとなったシニア時代の先輩。元々は彼女をサポートするために本校に入学したと語っており、中学時代から憧れの先輩かつ魅力的な研究対象であったようです。

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しかし当の東雲はマネージャーへの転向、鈴木へのコーチ転身の提案といった理論をもって可能性を潰そうとするリンの振る舞いに対して否定的なスタンスをとっていました。「女子初のプロ野球選手になる」というとてつもなく高い目標を掲げ、たとえ僅かな可能性であっても掴み取ろうともがいている彼女からすれば、理屈で説き伏せようとするリンの姿勢は見ていて気分がいいものではなかったのでしょう。
後述のおすすめエピソード、そして小鳥遊との絡みを経て変わっていくであろうリンに対して、彼女がどんな態度を見せるのか今後も注目です。

鈴木 和香
入部エピソードにて同じ理論派として意見を交わし、結果的にリンの考え方の変化に寄与した人物。作中でリンが「自分と同じタイプ」と評した通り基本的には気が合う相手なのですが、彼女もまた東雲と同じくリンの理屈っぽすぎる考え方は否定していました。

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その背景には、理論に対する二人の向き合い方の違いがあるのでしょう。「理論的に難しい」という結論に至ったとして、リンはそれを受け入れる冷淡な面が目立つのに対し、鈴木はそれでも挑戦する、自分のできることをやるという反骨精神があるように見受けられます。同じ理論派といっても、結論を受けての考え方が違うのです。
今後も意見をぶつけあい、時には調和、時には衝突することでリンに変化をもたらしてくれることを期待したいと思います。

小鳥遊 柚
同じ新入生組の中では明確に絡みが多い相手。そのきっかけは自分が感覚派で早とちりしやすいということを自覚している彼女が、理論派で冷静なリンに協力を依頼したことでした。詳細は後述のおすすめエピソード項目で解説しますが、その関係は夏の大会でさらに深まることに。
また新入生組の常識人枠ということもあり、自分の世界に没頭しがちなリンにツッコミを入れたりフォローしたりと、日常シーンでもボケとツッコミのコンビのような存在感を見せています。

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ちなみにポジション的には選手としても二遊間を組める相手ですが、夏大会時点ではリンがマネージャーとしての役割をメインとしているためにまだそういった描写はありません。今後は選手同士の立場でのコミュニケーションにも期待したいところですね。

これを読もう!リン レイファおすすめエピソード

生粋の理論派なリンですが、入学してからのエピソードではその論理的な思考と対立する要素とで板挟みになっている印象。理論と現実の狭間で揺れ動く彼女の葛藤が見所のエピソード群を紹介します。

・非論理的女子野球の追求(2年生編サイドチャプター・4月下旬)
入部エピソードを経たリンが、自身の女子野球に対する気持ちについて苦悩するエピソード。

入部の際に鈴木と一悶着あってからというもの、リンはなぜ自分が女子野球にこだわっているのかという答えの出ない命題のヒントを掴むべく、ひたすら走り込みに没頭していました。あの時と同じ「頭が空っぽ」な状態になれば、その手がかりが見つかるかもしれないと信じて。
しかし走れども走れども答えは見つからず、そのせいもあって余計に焦るリンは練習試合を翌日に控えてもなお体に鞭を打とうとします

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しかし鈴木にそう忠告されてしまったリンは、やむを得ずその日の走り込みを終了。同時に自分でも自分の精神状態がどこかおかしいと感じていたこともあり、練習後に自身の思いを彼女に語りました。

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自分と同じように華奢な体型であったにもかかわらず、並外れた努力を積み重ね自身の限界を超えて成長した東雲。その姿を間近で見ていたリンは、そんな彼女がより効率良く成長し更なる飛躍を果たせるようにサポートしたいと考えていたのです。
しかしリン曰く、鈴木と一緒に走り込んだあの日から何かがおかしくなっているとのこと。常に論理的な思考を繰り返していたはずなのに、今は頭の中にもやがかかり、考えるのをやめたくなってしまっている。とても苦しい…と、リンは鈴木に語ったのでした。

そして翌日。女子野球部が練習試合に向かおうとしたところ、集合時間になってもリンは姿を現しませんでした。おそらくまた走り込んでいるのだろうと推測した鈴木は昨日と同じ高台へ行こうとしますが、東雲がそれを制して自らリンを呼びに行きます。
そうして向かった高台で案の定走り込んでいたリンは、現れた東雲に対して自身の思いを口にしました。

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自分がこの学校に入学したのは、東雲がプロ野球選手になるサポートをするため。あくまで女子野球にこだわるのは、女子が男子に勝つ方法を探るため。しかしその目標、そして目標の基盤となる自分の論理にはどこか欠陥があると感じている…と語るリンに、東雲ははっきりと言い放ちます。

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選手としての自分を見限り、マネージャーになると決めた時と同じように。鈴木に選手をやめてコーチになるべきと伝えた時と同じように。リンは可能性を提示するのではなく、不可能を示すために論理を振りかざしている、ただそれだけなのだと。

そんな東雲の言葉に衝撃を受けたリンは、練習試合中もそれについて考えるばかりで完全に上の空。初打席も見逃しの三振に終わってしまいます。
そしてベンチに戻ると、ついには鈴木「自分の論理では女子は男子に勝てない。そんな結論を出してしまった自分に東雲鈴木を支える資格はない」とまでこぼしてしまいますが…鈴木はそんな彼女に、東雲の打席をよく見ておくように伝えました

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そうして見つめた打席の東雲…そしてリンの記憶の中の彼女も、どんな相手やボールを前にしようとも真っ直ぐに立ち向かっていました。まるで自分の可能性を一片の疑いもなく信じているかのように
しかし鈴木によると、それも少し違うようで…。

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鈴木がそう語る東雲の姿を目の当たりにしたリン。それにまた衝撃を受けて、戸惑い苦しみながらも…再び回ってきた打席で、彼女は躍動しました。
「打てると思うかじゃない、打つのよ」…憧れだった先輩が、男子の投球を前にして語った言葉を胸に。

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そうして自身の論理を破られたリンと、試合後にそんな彼女の思いをぶつけられた東雲のやりとりも見所ですが…その様子はぜひゲーム本編で。

・この場所から、その気持ちから(2年生編サイドチャプター・7月下旬)
夏大会の初戦を経たリン、そして小鳥遊の姿を描くエピソード。

無事に夏大会の初戦を勝利で飾り、スタンドで応援していた部員らとともに喜びを分かち合う選手達。そんななかでリンが本庄と話していると、戻ってきた小鳥遊に声をかけられます。

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そうして場所を移し、二人きりでの会話。リンは今日の試合での小鳥遊のミス(タイムリーエラー)は三塁守備に不慣れなことを見抜けなかった自分の責任だといいますが、小鳥遊はそれを否定し「今日のミスを取り戻すためにもうひと頑張りしないといけない」として、再びリンに協力をお願いしました。
同じ失敗を繰り返さないために…そしてチームの役に立つ選手になって、有原ら先輩達からもらった恩を返すために。

しかしリンは、そんな小鳥遊ある事実、そして正直な気持ちを吐露します。

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自分も中学時代、シニアの大事な試合でミスをした経験があること。その経験から、周りに迷惑をかけないために自分の実力を見限り、高校ではマネージャーに徹しようと考えたこと。そんな自分に小鳥遊を支えることができるのか、疑問に思っていること。

…そんなリンの言葉に、小鳥遊もまた胸に秘めていた本音を漏らしたのです。体裁も何もない本気の悔し涙とともに…。

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普段の明るく元気な彼女からは考えられないような言葉を受け、リンが選手としての思いを取り戻すシーンは必見。その光景を見ていた有原の覚悟なども含め、短いながらも見所が満載の青春エピソードです。ぜひ夏大会初戦のエピソードと合わせてチェックしてみてください。

これらのエピソードに加え、マネージャーやデータ班としての活躍が見られる「霧中の道標(2年生編メインチャプター・6月上旬)」「明暗を分ける白日(2年生編サイドチャプター・7月下旬)」もおすすめ。読んでいれば上記エピソードをより楽しめる内容になっていますので、ぜひ並行してチェックしてみてください。

リン レイファに今後期待することとまとめ

ここまでリン レイファというキャラクターについて紹介・解説してきましたが、ここからはそれを踏まえて管理人が個人的に彼女に期待することを書いていきたいと思います(新入生組はまだ情報量が多くないゆえ…)。
今回紹介したリンに対して期待するのは、「もっと青春してほしい!」ということです。

あまりにもざっくりしすぎなので説明すると、まず作中の描写においてリンは理論で説き明かせない、答えがない事象に対して「苦しい」「呪い」と形容しており、基本的にはマイナスの感情を抱いています。今までは明確な答えを出せる理論を一番のよすがにしていたのですから、それを否定されるものに対していい気がしないのは当然といえば当然でしょう。
苦しみながらもそれに立ち向かおうとしているのが現在のリンなわけですが、自分は苦しむだけでなく理由や答えはわからないけど楽しいという経験もたくさんしてほしいと思っているのです。

それは何か?と言われれば…そう、それこそが本作のテーマでもある青春なわけです!(通販番組みたいなノリ)

青春の定義は一律に決められるものではなく、人によってスポーツだったり、友情だったり、恋愛だったりと千差万別。けれどもそのどれもが理由なく胸が弾む、明るく楽しいものなのです。
今までのリンからすればスポーツ科学の研究が青春といえるのかもしれませんが、それとは別に理屈ではなく心で楽しさを感じる体験を数多く経ていくことで、答えがないことを苦しいと感じている現在の状況からよりよい方向へと向かっていくのではないでしょうか。

それこそ小鳥遊はそういった面を重視する人物ですし、季節のイベントなどでリンを巻き込んであれやこれやする様も容易に想像できます。そういった点でも彼女との関係は要注目ですね。

理屈っぽく青春体験とは一見似つかわしくない人物像だからこそ、誰よりも青春を必要としていると考えられるリン。そんな彼女の今後の挑戦と活躍は、ぜひリアルタイムで楽しんでみてください。

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