夏大会一回戦、決着!試合内容・見所・疑問点を振り返ります【ハチナイストーリー考察】

ハチナイ記事

こんにちは、管理人の夢助むすけです!

夏果てに放つ号砲(前編・後編)」「夏果てを貫く翔球(前編・後編)」の計四つのエピソードをもって、本校女子野球部の夏大会一回戦が終了しました。
今回はその初戦を振り返り、見所や個人的な感想、疑問点などを書いていこうと思います。

では早速参りましょう!

強豪との一戦、試合結果は?

一回戦の相手は帝陽学園。徹底した管理野球と「逆境の帝陽」の異名をとるほどの勝負強さを兼ね備え、界皇高校・向月高校と並んで優勝候補の一角と目される強豪校です。夏大会に先駆けて行われたAGBLでは、二年生抜きで参加した本校に8-2で勝利しています。
キャプテンの乾 ケイはデータ野球を体現する頭脳派捕手でありながら、クリーンナップも打つという主力選手。

そんな帝陽学園との一戦、スコアと試合結果は…。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2

※一行目はイニング数。二行目(先攻)が帝陽、三行目(後攻)が本校スコアです(表が横10列までしかなかった…)

3回に先制を許すも4回に逆転。そのままリードを保ち、2-1の僅差で勝利を収めました

というわけで、ここからは試合を振り返り、その見所を紹介していきたいと思います!

本試合の見所!挫折や成長、練習の成果が見られた一戦

小鳥遊の挫折
本職は遊撃手ながら、本試合では九番三塁手としてスタメン出場することになった小鳥遊東雲の先発、そして早めの交代(そのまま東雲が三塁手につく)を見越し、経験者ゆえの打力を買われての選出でした。

©Akatsuki Inc.

…しかし守備では唯一の失点に繋がるエラー、打撃でも無安打に終わるなど精彩を欠き、見せ場もなく我妻桜田のバッテリーと入れ替わることになります。

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それを引きずった様子を見せるなど、明るいように見えてメンタルが脆いところを垣間見せる小鳥遊。しかし後述の先輩達の活躍もあり、なんとか気持ちを切り替えることができました。

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彼女がこの試合での自分のプレーをどう受け止めて成長に繋げるのか、今後に期待したいところですね。

・朝比奈の逆転ホームラン
当ブログの個別記事でも述べましたが、主力選手にもかかわらず如何せん活躍の場が少なかった朝比奈。そんな彼女に名誉挽回となる機会がついに訪れました。

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小鳥遊のエラーによる失点をも帳消しにする逆転のツーランホームラン。結果的にこれが決勝点かつチームで唯一の打点となり、勝利に大きく貢献しました。
本人の活躍だけでなく、その姿を見た天草の反応も見所。ホームランを打った直後と試合後の会話を見比べると微笑ましくなること間違いなしです。これを糧に、今後もさらに主力打者としての活躍を見せてほしいですね。

・一年生バッテリーの成長
そんな逆転直後の五回から出場した我妻桜田の一年生バッテリー。一時期は信頼関係がほつれかけていた二人でしたが、月島近藤の計らいもありしっかりと関係を修復したうえで試合に臨みます。
習得したばかりの新球・ムービングファストボールを操り、帝陽打線にホームを踏ませない快投を見せる我妻。その陰には、桜田との強い信頼関係がありました。

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特に我妻のこの台詞は、「降り止まぬ孤独に」で桜田を突き放した時とほぼ同じもの。しかしながら、その言葉を交わす我妻にも桜田にも暗いところはまったく見えません。それこそが二人の関係が元通り…いや、それ以上のものになった証左であり、非常にグッとくるワンシーンです。

試合中に敵味方双方から驚かれるほどの成長を見せた我妻。今後のエースとしての活躍に期待が高まりますね。

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あとこれは余談というか個人的すぎるアレですが、スタンドから二人を応援する月島近藤が保護者みたいで可愛かったです(笑)

・帝陽側の描写
残念ながら初戦敗退となってしまった帝陽学園。しかしながら彼女達の描写もしっかりなされていたのは、個人的に評価が高いです。
主将の乾だけでなく、同じ一年生投手として我妻に対抗意識を燃やす宮井、ヘラヘラしながらも確かな実力を持つ二年生の三番中堅手(名無し)など、個性ある選手達が戦いを彩りました。

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そしてそんな彼女らに捕手として、先輩として、主将として接する乾。本試合で引退となりフェードアウトするのがもったいないほどの活躍を見せてくれました。次以降の大会でも、その意志を継いだ帝陽の選手達の姿が見られるといいなと思います。

本試合の個人的な疑問点 ~采配どうなんですかねこれ~

…と、ここまでは表向き(?)の話。ここからはストーリーを読み進めるなかで、管理人が感じた疑問点や思うところを率直に述べていこうと思います(そういうのが苦手な方はご注意を!)。

小鳥遊の起用法どうなのこれ?
急遽三塁手として出場することになった小鳥遊でしたが、内容は振るわず。最後は監督(主人公)に「今の状態でこれ以上試合に出てもらうわけにはいかない」と言われてしまうなど、散々な結果に終わってしまいました(主人公は後でフォローしていましたが…)。

確かにエラーを引きずりすぎた小鳥遊にも責任はありますが、自分はそれ以上に主人公の采配に疑問を感じます。
まずそもそもの三塁手起用について。シニアで一時的に経験したとのことですが、帝陽の乾曰く「遊撃手の癖が抜けておらず、一塁送球の距離感を掴み切れていない」とのこと。相手チームからもそう見える程度の熟練度ならば、実戦投入する前に合宿などでしっかり練習しておくべきだったのではないでしょうか?
加えて小鳥遊は初出場の一年生。ただでさえ特別な緊張を抱いていたことは作中でも何度か触れられていたのですから、それに不慣れなポジションという不安要素をさらに重ねるのは得策ではないでしょう。いくら打撃に期待しているとはいえ、少なくとも強豪の帝陽相手に出せる状態ではなかったのでは…。
ミスによる失点が最小限に収まったからよかったとはいえ、下手をすれば大量失点にも繋がりかねなかった起用。作中では小鳥遊への言及ばかりでしたが、主人公にも反省すべき点はあったように思いました。

・いきなり博打采配
作中で発した下記の台詞を見ればわかる通り、主人公は本試合では我妻の成長に賭けることで帝陽学園に勝つことを狙います。

©Akatsuki Inc.

結果的にそれが功を奏したわけですが…負けたら終わり、一発勝負のトーナメントでいきなりそんな博打みたいな采配する?というのが自分の正直な感想でした。

三年生がいなかった昨年度ならまだしも、今回は負けた時点で引退が決まる部員もいる大会。しかも九十九以外の上級生は本試合では出場しておらず、下手すれば上級生の大半が出場すらできないまま最後の試合が終わってしまうかもしれなかったのです。いくら一年生バッテリーの成長を望んでいるといっても、三年生の最後の大会と天秤にかけるほどだったのでしょうか?
作中では選手がそこを気にする描写は特にありませんでしたが、ハチナイのストーリー、キャラクターに惹かれてプレイしている身としては、三年生を蔑ろにされているような印象は完全には拭いきれませんでした。

ただこの考え方は自分が甘ちゃんなだけという側面もあるかもしれませんし、何より「そんな不確定要素に賭けないと勝てない」という点で帝陽の壁の高さを表現できたとも言えます。単純に最後は勝てたのでそれでよし、とも。
とはいえ今後もこういう「不利な状況を博打で切り開く」という展開が続くと、「どうせ勝つのはわかってる」とユーザーがストーリーに入り込めず冷めてしまう可能性はあると思います。順当さと意外性、それを踏まえた博打要素のバランスをとるのは非常に難しいことですが、ライター陣のみなさんには頑張ってほしいですね(上から目線っぽくて恐縮ですが…)。

・やっぱ捕手少なくない?
データが少ない東雲先発←わかる
成長を信じて我妻にスイッチ←まあわかる
捕手も五回時点で交代させ、もう控えはいない←わからない

一番引っかかったのはここでした。いくら我妻の成長を望んでいるとはいえ、捕手という替えがきかないポジションを五回の時点で使い切るのはあまりにも後先を考えていないように感じます。ただでさえ強豪相手で何が起こるかわからない状況なのに、もしもアクシデントで桜田が交代せざるをえなくなったらどうするつもりだったのでしょうか?

以前の考察記事で、自分は個人的な考えとして仙波を三人目の捕手として入れるべきだと主張しました。とはいえその時点ではどんなストーリー展開になるのか不明だったため、それ次第ではいくらでも覆される…と思っていたのですが、蓋を開けたら「やっぱ三人目の捕手入れといた方がよかったじゃん!」という展開だったわけです。正直納得はできていません。

仙波がスタンドで明確な役割があるとかであればまだわかるのですが、今のところ普通に声援を送るだけ。ベンチ入りが疑問視されていた河北も本試合では目立った描写はなく、またレギュラー二塁手の坂上がファインプレーでピンチを救う活躍をしたこともあり、なおさら二塁手三人体制に違和感を覚えてしまいました。
今後の展開で納得させてもらえるといいのですが…。

まとめ・つっこみどころはあれど、王道の熱い展開!

…とまあいろいろと疑問や不満を書き連ねてはいますが、大筋はやはり王道熱かった今回の試合。特に朝比奈のホームランを目にした天草の反応我妻桜田の掛け合いは、これまでの描写を見てきた身としては非常に感慨深いものがあります。帝陽学園の掘り下げもよかったですし、個人的には十分満足できました。
特に普段はヘラヘラしていた帝陽の三番中堅手が、最後の打席で乾の前に出塁できなかったことを悔やむシーンはギャップもあってかなり好きです。いずれは彼女もさらに成長して、本校の前に立ちはだかることになるかもしれませんね。

本校の次なる相手は、中条 明菜率いる高波高校か謎の初出場校「???」のどちらか。次戦も楽しみにしたいと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!

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