こんにちは、管理人の夢助です!
今回紹介するキャラクターは竹富 亜矢です。中性的で活発そうな出で立ちの彼女はどんなキャラクターなのか、さっそく紹介していきます!
(ちなみに彼女、本記事の投稿日である10/16がお誕生日!おめでとうございます!)
竹富亜矢の概要
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©Akatsuki Inc.
陸上部出身で、走ることが得意かつ大好きな生粋のアスリート。
中学時代に(陸上で)敗北した経験から有原をライバル視しており、彼女に勝つことを目的に女子野球部に入部しました。
担当声優の松井恵理子さんについて知りたい方はこちらへどうぞ(Wikipediaに飛びます)。
竹富亜矢はどんなキャラ?
小難しいことは好まない竹を割ったような性格で、容姿も含めて中性的な振る舞いが特徴の少女。走ることが何よりも大好きで、陸上で高校に推薦入学するほどの実力の持ち主でもあります。
中学時代に有原に負けて以降彼女をライバル視しており、本校で偶然再会した時もライバル心剥き出しなほどの負けず嫌い。
また、なぜか人物をフルネームで呼ぶことが多いのも特徴の一つ(先輩相手にはちゃんと名前の後に「先輩」をつけますが)。
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一方で運動一筋なためか勉強は苦手で、普段の振る舞いでも猪突猛進でちょっとおバカな面が見られることもしばしば。後述の入部エピソードからも、後先や細かいことは考えない大雑把さが見てとれます。
しかしカラッとした性格なこともあり人当たりは基本的によく、同ポジションの中堅手組をはじめ交友関係は広い方。といっても基本的に走ることばかり考えているため、あまり話題の守備範囲は広くないようですが…。
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選手としてのポジションは中堅手。野球に関しては初心者だったものの、運動部の出身ということもあり現在では同ポジションの中でもやや抜けた位置にいます。陸上で鍛えた脚力と持ち前の度胸を攻守に活かすプレーが最大の魅力で、足に関してはライバルである有原も厚い信頼を寄せるほど。
様々なエピソードを経て精神的にも成長し、九十九に次ぐ未経験者の星としてさらなる飛躍が期待されていましたが…二年目の夏大会では、左翼手からコンバートした草刈に押し出される形でベンチ止まりとなってしまいました(詳細については他ポジションも含めこちらの記事で解説しています)。
試合での活躍だけでなく、ここから切磋琢磨してきた仲間でもある中堅手組とどう巻き返していくかも注目ですね。
竹富亜矢の入部経緯
該当エピソードは1年生編サイドチャプター「宿敵を繋いだ小さな手」。
部員集めの一環としてチラシ配りに励む女子野球部。しかしある時、有原はそれを偶然手にしたある人物に詰め寄られます。
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その人物とは、中学時代に陸上の全国大会で知り合った竹富。彼女は有原と高校でも当然競い合えると思っていたため、女子野球部の代表として部員を募っていた有原に問い詰めに来たのです。しかしすぐに陸上部の先輩に引っ張られ、その場を後にすることに。
そんな竹富と入れ替わりにやってきたのは…。
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翌日、有原は新入部員が来てくれたと言って部員達に紹介しようとしますが、本人はその前に部員募集のチラシを持って外に出てしまっていました。
それを追っていくと、件の新入部員である秋乃がチラシを配りまくっていたのです。
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その過程で、秋乃がとんでもない身体能力を見せつけていくところで場面は切り替わります。
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一方竹富は「有原と対決するだけなら別に陸上部にこだわる必要はない」と考え、高らかに転部を宣言していました。
しかし竹富は陸上での推薦入学者。陸上部をやめるということは、推薦による待遇がなくなるということを意味します。竹富はパートで忙しい母親に心配をかけたくないという一心で、自分の中のライバル心を抑え「大人」になろうとしますが…。
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そこでひたすらチラシを配り、無邪気に野球部へと勧誘する秋乃と出会ってしまいます。有原のことを思い出したくないためにその場を走り去る竹富でしたが、秋乃も負けじとそれについていき最終的に話をすることに。
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有原への未練からか次々と言葉が出てくる竹富に、「そんなに言いたいことがあるなら一緒に野球部に入ろう」と言う秋乃。しかし竹富は自らに言い聞かせるように「大人の事情がある」と断ります。
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しかしその気持ちを本人に全部話そう!という秋乃に引っ張られ、部室にいる有原のもとへ行くことになりました。
そうして対面した有原に竹富は…。
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決別のような言葉を言い捨てて去ってしまいます。
それを追いかけ、なぜあんなことを言ったのかと尋ねる秋乃すらも拒絶しようとする竹富。
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しかし竹富が「時にはやりたいことを我慢するのが大人」と言うと、秋乃は竹富のやりたいことである有原との勝負を今すぐしてしまおうと提案します。それを聞いていた有原が快諾したことで、竹富は未練を振り切るためにその勝負に臨むことに。
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…しかし、結果は竹富の負け。中学時代と同じように、彼女はまた有原に負けてしまいました。
そうして騒ぎを聞きつけてやってきた陸上部顧問の教頭に、竹富は宣言します。
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自分には走ることよりも、再び負けたことで蘇ったこの「悔しい気持ち」の方が大事だと。だから母親には全力で謝り、推薦の待遇を取り消してでも野球部に入りたいと言い放ったのです。
それを受けて、子供じみた甘えもいい加減にしろという教頭に…。
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そう言い放って、秋乃とともに野球部に入ることを決意したのでした。
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…先行きが不安になる、間の抜けた疑問とともに。
無理やり大人になろうとする竹富を、その無邪気さで結果的に納得いく結末に導く秋乃。最初の登場ながら二人の魅力が詰まったエピソードですね。
竹富亜矢と関係の深い人物
普段あまり絡まない相手でも、エピソードで登場すれば分け隔てなく接する印象が強い竹富。そんな彼女が特別視している相手を中心に紹介します。
・有原 翼
前述の通り入部のきっかけであり、中学時代からライバル視し続けているなど非常に強く意識している相手。とはいえ複雑な感情を含む東雲や柊とは異なり、意識はしつつも余計なことは挟まない好敵手といった関係を築いています。
また両者ともに運動好きで勉強が苦手という共通点があることから、ライバル関係を抜きにすると意外に波長が合っているような場面もちらほら。
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そんな二人が繰り広げる対決は、これからどんな展開を見せるのか…楽しみに見ていきたい要素の一つですね。
・中野 綾香
・永井 加奈子
・花山 栄美
ともに中堅手のポジションを争う選手達ですが、全員高校から野球を始めたということもあり竹富との仲間意識が特に強いのが特徴的な三人です。後述するエピソードでも比較的絡みが多く、特に竹富が主役の場合は彼女達との関係性がメインになることも多々あります。
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グループとしてもほどよい凹凸感のあるバランスであり、今後の選手としての伸びやストーリー上の見せ場にも期待できそうな四人。ライバルであると同時によき友として、これからも切磋琢磨する姿を見せてほしいですね。
これを読もう!竹富亜矢おすすめエピソード
猪突猛進なアスリートという性格を反映するように、メイン格のエピソードは悩み、努力し、克服するという王道のスポ根展開が多め。その中でも印象的なものを紹介します。
・あの背中を追いかけて(1年生編サイドチャプター・9月上旬)
竹富にとっての原点が描かれるエピソードです。
秋大会に向けて練習にも熱が入る女子野球部。竹富も例に漏れず、同じ中堅手組とともにアメリカンノックに挑むなどして練習に励んでいました。しかしある日、練習中に突然呼び出されたのをきっかけに竹富は数日学校を休んでしまいます。
戻ってきた竹富は一見いつもと同じ様子でしたが、中野が電話口で喧嘩していた祖母のことを話題に出したのをきっかけに様子が変わり…その日の帰り道で、中堅手組は竹富と祖母のエピソードを聞くことになります。
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それを聞いた三人は、思い悩んでいる様子の彼女に何かできることはないかと考えますが…。
竹富の祖母、そして勝負への思いと、中堅手組の友情を見ることができる爽やかなエピソードです(オチも含めて)。
・自信をキュートに着こなして(1年生編サイドチャプター・2月中旬)
バレンタインの後日談を描いたエピソード。
バレンタイン当日に花山とある賭けをしていた竹富ですが、やや隙間を突かれた形とはいえ結果的に負けてしまいます。その約束として言うことを何でもひとつ聞くと言い放っていた竹富は、彼女とともにオシャレを磨くショッピングに出かけることに。
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着飾ることに不慣れな竹富は、帰り道でつい思ったままの言葉をぶつけて花山と口論になってしまいますが…両者の性格もあり、翌日にはお互いに相手の言い分を受け入れて仲直りします。
しかしその結果…?
中堅手組の中でも特に対極的なパーソナリティを持つ花山との関係が描かれた、ギャップが楽しいエピソードです。
・夕暮れのスタートライン(1年生編メインチャプター・2月下旬)
竹富の葛藤と成長を描いたエピソード。
春大会を前にして練習に取り組むなかで、中堅手組とレギュラー争いをしながらともに成長を実感する竹富。しかしそのさなか、「ポジションが違っては有原とレギュラー争いという勝負ができない」と思い至ります。
そのこともあり、そもそもなぜ自分はセンターをしているのかと思い悩む竹富。しかし考えても答えが出なかった彼女は、小難しいことはせず有原に直談判しました。
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それを受けた有原とのやりとり、提案。そしてその末に彼女が見つけたものとは…。
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曖昧な目標を明確に定めることで、迷いなく高みを目指せるようになった竹富の姿が印象的なエピソードですね。
個人的考察とまとめ・走りまくるキャラになった理由
ここまで竹富亜矢というキャラクターについて紹介・解説してきましたが、ここからはそれを踏まえて管理人の個人的な考察を書いていきたいと思います。
今回のテーマは「竹富が走りまくるキャラクターになった理由について」。
ここまでの紹介でもわかるように、竹富は走ることがアイデンティティといっても過言ではないキャラクターです。しかし人物像は別としても、俊足中堅手という選手としての特徴付けは中野と被りぎみであることが自分の中で若干引っかかっていました。
もちろん戦略面やプレースタイルなどで差別化されてはいますが、(中堅手の特性上仕方ないところもあるとはいえ)同じポジションに同学年の似たような選手がいるのはどうなんだろう…という思いが多少なりともあったわけです。明らかにタイプが違う選手と比べて「ここが明確に勝っている」という点を作りづらく、レギュラー争いというストーリー的にも弊害が出る可能性だってあるでしょう。
そんなことを考えていたなか、こんな情報を目にしました。(※外部サイトです https://w.atwiki.jp/hachinai_nanj/pages/417.html)
リンク先によると、アプリのリリース前に公開された情報では竹富はメインポジションが内野手かつ鈍足という現在とは正反対な能力だったのです。また別キャラクターの一部のシーンでも、その初期設定を窺わせるような描写がいくつかあるとのことでした。
(詳細は不明ですが)仮にこの初期設定から現在の設定へと変更されたとして、その理由を紐解いていくと走ることがアイデンティティになったこと、そしてやや被りぎみなキャラクターがいるにもかかわらずそういった特徴付けがなされたことに対して納得がいったのです。
というのも彼女がライバル視している有原は超優秀な内野手であり、野球に関しては初心者である竹富が技術面でそうそう敵う相手ではありません。加えて鈍足となれば、作中で竹富本人が口にしているように「短距離走のタイム」というわかりやすい形で差がついていることも実感できてしまいます。つまり初期設定のままでは竹富は有原と差がありすぎて、しかも差別化が難しい立ち位置にいるという状況になってしまうのです。
しかしこれが俊足の外野手となれば、「ポジションが違う」「これだけは負けないという強みがある」といった点で差別化でき、またストーリー的にもそれらを活かした展開をしやすくなるでしょう。事実上記で紹介したエピソードでもそういった描写があり、彼女のキャラクター性とマッチした展開になっています。
つまるところ竹富は中野よりも有原との対比を重視した設定変更の結果、走ることが好きかつ得意な中堅手というキャラ付けをされた可能性があるということです。
詳細が不明である以上これらはすべて憶測ではありますが、どんな経緯であろうと王道なアスリート的キャラクターの彼女が魅力的であることは変わりません。そんな彼女の活躍をぜひゲーム本編でも楽しんでみてください。
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