こんにちは、管理人の夢助です!
今回紹介するキャラクターは月島 結衣です。ぱっつんロングと堂々とした立ち姿が印象的な彼女はどんなキャラクターなのか、紹介していきます!
月島結衣の概要
![]()
©Akatsuki Inc.
野球部に加えてクラス委員長と風紀委員を兼任している少女。
警察官である父親の影響から、風紀や規則を守ることを非常に重んじています。
担当声優の優木かなさんについて知りたい方はこちらへどうぞ(Wikipediaに飛びます)。
月島結衣はどんなキャラ?
超がつくほどの生真面目な性格と、風紀委員という立場から部員達を取り締まる通称「委員長」。女子野球部の活動を健全なものにすべくサボりや過度なメイク、素行不良(?)などに対して常に目を光らせています。その対象は同級生以下に留まらず、風紀を乱すなら先輩であっても容赦なし。
©Akatsuki Inc.
しかしその厳しい言動はあくまで高い風紀意識からくるものであり、根は善人な普通の少女。上記画像のプロフィールには表記がありませんが、かわいいぬいぐるみが好きという意外な一面も持ち合わせています。
また時折やる気が空回りしてしまったり、屁理屈に言いくるめられてしまったりするなどややポンコツなところも。普段の姿勢とそんな可愛らしい姿のギャップが彼女の魅力ですね。
余談になりますが、真面目な委員長というステレオキャラクター像に反して意外なほど体格がいいのも特徴。ある意味で規則に厳しい言動に説得力が出そうです。泉田との対面めっちゃ迫力ありそう
©Akatsuki Inc.
選手としてのポジションは二塁手。運動経験はないものの、持ち前の性格もあって真面目に練習に取り組んだ結果、好守に堅実なプレーを見せるまでに成長しました。
未経験者にもかかわらず右投左打だったり、それでいてとあるエピソードでのスクイズ(バント)は右打席で成功させるなど、地道に努力できる性格に加えて意外なセンスの持ち主であるような描写も多々。
同ポジションの経験者レギュラーである坂上の壁は厚いものの、今後の成長に期待が持てる選手です。
月島結衣の入部経緯
該当エピソードは1年生編サイドチャプター「交わる道に決意の標」。
入学初日に風紀委員を志望した月島は、担当である教頭先生への挨拶も済ませて職員室を後にしますが、そこである人物と出会い頭にぶつかってしまいます。
©Akatsuki Inc.
その人物とは、高校入学を機に心機一転、リーゼントヘアーへと生まれ変わった泉田でした。月島はその髪型を見て大声をあげるほど驚き、見た目は完全に不良な彼女が普通に挨拶してきたことにまた驚いて動揺します。
そんな自身とは対照的に存外からっとしている泉田に対して、月島は宣戦布告のような言葉を叩きつけてその場を去りました。あんな生徒が同学年にいるのならば、なおさら自分がしっかりしないとという決意を固めて…。
©Akatsuki Inc.
そして後日。無事に風紀委員となったものの、部活については何も決めていなかった月島。そんな折に有原達が女子野球部の部員を募集しているというお知らせをしたため、そのことについて考えていると…。
©Akatsuki Inc.
貼り出されたポスターを見ている泉田を見つけたため、早速指導しようとしました。しかし泉田は話を遮り、「甲子園は女子でも出場できるのか」と問いかけます。
©Akatsuki Inc.
そんなことを尋ねた理由は、彼女が見ていたポスターでした。それは女子野球部が甲子園を目指していることがはっきりとわかるものでしたが、記憶の限りでは甲子園に出ていたのは男子だけだったはず…二人がそんな会話をしていると、どこからか男子生徒の話し声が聞こえてきました。
©Akatsuki Inc.
女子野球部を嘲笑うような内容だったそれに泉田は食ってかかりますが、そのやりとりの中で二人は女子の甲子園出場が認められていないことを知ります。
©Akatsuki Inc.
その事実を知って、泉田はそれでもなお目標を変えず本気で取り組む女子野球部の姿に惹かれ…。
©Akatsuki Inc.
月島は、規則というもののあるべき姿について考え…。
![]()
©Akatsuki Inc.
風紀を守る者と乱す(?)者としてお互いに宣戦布告をしながらも、最終的に同じ思いを胸に女子野球部への入部を決めたのでした。
泉田の決意、月島との関係、そしてそんな二人が同じ志を持って入部へと繋がる様子が描かれた、とても綺麗にまとまったエピソードですね。
月島結衣と関係の深い人物
風紀を正すためなら先輩にも容赦しない月島ですが、そのためか常識を弁えた人物とは意外と絡みが少なめ。ひにくなものだな…
そんななかで絡みが多い問題児(?)達を紹介します。
・泉田 京香
入部エピソードから始まり、以降も事あるごとにその髪型を巡った戦いを繰り広げている人物。
ヤンキーと風紀委員という典型的な対立構造であり実際にそういった場面もあるものの、お互いに本気で悪印象は抱いておらず「喧嘩仲間」といった方がしっくりくる関係です。
むしろ自分をちゃんとヤンキー扱いしてくれることから、泉田は月島に対して悪印象どころか良き友人として見ている節も。月島も悪人ではない彼女の本質を次第に理解したためか、現在は以前ほどの厳しさは見せていません(それでも髪型については常に修正の機会を窺っていますが)。
©Akatsuki Inc.
選手としても経験者のレギュラーが壁として同ポジションにいるところや、真面目に練習に取り組んでいるところなどの共通点がある二人。風紀を巡る対決も含め、今後の描写が楽しみな二人ですね。
・阿佐田 あおい
野球部きっての自由人であり、そのフリーダムな振る舞いから月島にしばしば目をつけられる人物。お説教を受けるなどして一時はおとなしくなっても実際はまったく懲りておらず、彼女に注意する月島の姿は現在でも散見されています。
©Akatsuki Inc.
しかし練習や試合では、時折先輩として鋭いアドバイスをすることも。同じポジションということもあり、個人としても選手としても今後の絡みに期待できそうな人物です。
これを読もう!月島結衣おすすめエピソード
登場するたびにその生真面目さを遺憾なく発揮している月島。その中から印象的なものをピックアップして紹介します。
・去り行く熱夏 消えない残像(1年生編メインチャプター・7月下旬)
夏大会を終えた女子野球部の姿を描いたエピソード。
チームにとって初めての公式戦となる夏大会の二回戦で、強豪の向月高校にノーヒットノーランという完敗を喫した女子野球部。気分転換にとたまたま開催されていた夏祭りに参加するなかで、試合に出場した者も、スタンドで声援を送るしかできなかった者も、敗北をきっかけに改めて野球と向き合います。
©Akatsuki Inc.
そしてそこには、チームが有原に頼りきりになってしまっていたことを悔やむ月島の姿が。一人では決して辿り着けない「甲子園」に行くためにどうすればいいか、後悔しつつも決意を新たにしていました。
月島だけでなく他の部員達が心揺れる様子も描かれている、女子野球部にとって大きなターニングポイントとなるエピソードですね。
・繋がる心、渾身の一打(1年生編サイドチャプター・9月中旬)
とある練習試合を描いたエピソード。
予定のブッキングと不測の事態が重なり、控えや未経験者を中心に臨むことになった強豪・小河原高校との練習試合。そこで急きょ兼任監督を務めることになった月島でしたが、初回のピンチで容易に動揺するなど監督としてはあまり貢献できていませんでした。
©Akatsuki Inc.
しかし二回の攻撃では、打席に向かう泉田を鼓舞する言葉をかける姿が。
全体的な出番こそ少ないですが、このワンシーンに泉田との関係性が詰まっているのがとても印象に残ります。メイン格の新田や花山の活躍も含め、ぜひ見てほしいエピソードですね。
・思い出の中のサンタクロース(1年生編サイドチャプター・12月中旬)
クリスマスには欠かせないサンタクロースのあれこれをめぐるエピソード。
クリスマスが近付いてきた冬のある日。バッティングセンターで自主練をしていた東雲のもとに一人の人物が現れ、「少し話を聞かせてほしい」と口にしました。
©Akatsuki Inc.
…それを見ていた泉田は東雲が連行されたと思い込み、クリスマスの思い出について話していた月島らを連れて街を探し回ります。そうして二人が一緒にいるのを発見したところで、また新たな事実が明らかに。
©Akatsuki Inc.
その警察官は月島の父親であり、娘にクリスマスプレゼントで何を渡せばいいかチームメイトの東雲に相談していたのです。しかしその様子を見た月島はチームメイトへの恥ずかしさや最近の父親への苛立ちなどもあり、逃げるようにその場を去ってしまいました。
©Akatsuki Inc.
そうして話しづらい雰囲気のまま迎えたクリスマス。たまたま玄関のポストで鉢合わせた月島と父親は、ポストの中に入っていた謎のディナー優待券を見つけて家族三人で食事に行くことになります。
©Akatsuki Inc.
家族みんなで豪華な食事に舌鼓を打っているうちに、少しずつ正直な気持ちを口にできるようになってきた月島。そして「警察官として堂々としているお父さんを誇りに思っていた」という言葉で父親も我に返り、堂々とクリスマスプレゼントのネックレスを渡すことで仲直りできたのです。
©Akatsuki Inc.
それについて「(今まで楽しみにしていたからサンタさんとして渡していたのに)ついに直接渡してしまった」と言う父親に、月島は「そんなの小学生の頃に終わってる」と言い、その時の思い出を語ります。それがお互いにおかしくて、二人はまた笑い合うのでした。
…ところで。月島はディナー優待券は父親が用意したものだと思い込んでいましたが、帰り道での会話から実際はそうではないことを知りました。だとしたらそれを用意した人物とは…?
©Akatsuki Inc.
父親と接する月島の等身大の姿、そして優待券をプレゼントしたサンタさんの正体に心温まるエピソードですね。
※2020/7/22追記
・そして天秤の器は満ちる(2年生編サイドチャプター・7月中旬)
二回目の夏大会を前にした月島と、同じ風紀委員である一年生バッテリーの我妻・桜田の関係をめぐるエピソードです。
ついに発表された夏大会のベンチ入りメンバー。しかし月島はそこに名を連ねることはできず、ベンチ外となってしまいました。
そんな矢先、同じくベンチ入りを逃した仙波が人目を避けて涙を流しているのを見かけます。よかったらとハンカチを貸す月島に、仙波はこう口にしました。
![]()
©Akatsuki Inc.
その翌日。月島は昨日の仙波の言葉と、自分と同じようにメンバーに選ばれなかった部員達の様子を思い出し、対比させていました。
みんな本気で悔しがっていたのに、自分はどこか冷静だった。それは今回に限った話ではなく、今までの試合で選ばれた時も、選ばれなかった時も同じだった。一年間頑張ってきた野球でさえ、悔しくて泣くことすらなかった…。
今までのことを思い出すと、自分は何もない人間なのではないか、このまま何も感じることなく学校生活を終えるのではないか…そんな思いが渦巻いていたのです。
©Akatsuki Inc.
そんな折に、月島は監督(主人公)に我妻と桜田のことについて相談を持ちかけられます。
主人公はどちらも夏大会のメンバーに選ばれたにもかかわらず、どこか関係がぎくしゃくしている二人をなんとかしたいと思っていました。そこで同じ風紀委員である月島に何か知っていることはないか尋ねようとしたのですが、それを聞いた月島は(先に話を聞いていた桜田だけでなく)我妻にも話を聞くことにします。
©Akatsuki Inc.
…しかし、頑なな様子の我妻とそんな彼女を気遣う桜田に割って入ることはできず。悩みながら帰路についていると偶然父親とぶつかってしまい、そのまま一緒に帰ることになります。
![]()
©Akatsuki Inc.
「後輩のことで悩んでいる」という話を皮切りに「自分はいつも人のことばかり考えている」という話題になると、そこから自分自身のあり方について悩み言葉をこぼす月島。そんな彼女に父親は…。
![]()
©Akatsuki Inc.
その言葉を受けての月島の行動と、我妻達の前で口にした本音の言葉。続きはぜひゲーム本編で見てほしいですね。
©Akatsuki Inc.
個人的考察とまとめ・ぬいぐるみ好きの背景
ここまで月島結衣というキャラクターについて紹介・解説してきましたが、ここからはそれを踏まえて管理人の個人的な考察を書いていきたいと思います。
今回のテーマは「月島がぬいぐるみ好きとなった背景について」。
「月島結衣はどんなキャラ?」で少し触れましたが、月島はかわいいぬいぐるみが好きという規律に厳しい人物像からすると意外な嗜好の持ち主。ですがそういった人の心理について調べてみたところ、彼女の内面について想像が広がるような内容だったのです。
それがこちら。
冒頭で紹介した様に、
ぬいぐるみが好きな人は愛情や安心感を感じたいと思っています。
当たり前ですが、ぬいぐるみに気を遣う人はいませんよね?
ぬいぐるみは意見言わず否定もしない。
完全に自分の思い通りになる存在です。
どんな時でもぬいぐるみと関われば、
愛情や安心感を感じることができるのです。
ぬいぐるみが好きな人の背景には「愛情や安心感」を求める心理があるというのがこちらの解説の主な内容です。しかし月島は少なくとも両親との関係は概ね良好であることが上記エピソードからもわかるため、自分はこの文章の「ぬいぐるみは意見言わず否定もしない」「完全に自分の思い通りになる存在」という部分に着目しました。
規律に厳しく、風紀委員として他者を注意することも多い月島。他でもない父親の影響ということもあり、そういったパーソナリティは比較的幼い頃から形成されていたと思われます。
しかしそんな彼女の指導に全員が耳を貸すということは当然なく、時には反発されることもあったはず。表面上は風紀を正すことに燃えているため気にしている様子はなくても、うまく発散しなければそのストレスは少しずつ蓄積していくでしょう。
言い方は悪いですが、月島にとってぬいぐるみはそんな生き方の中で無意識に感じていたストレスの捌け口だったのかもしれません。可愛くしようとすれば思い通りに可愛くなり、きっちり綺麗にしようとすれば同じく綺麗になる…単に可愛くて愛着があるというだけでなく、ぬいぐるみのそんなところにも魅力を感じていたからこその嗜好なのかもしれません。
作中ではややギャグ寄りに描かれる傾向にある彼女の風紀を正す行為ですが、そんな背景を想像しながら見るとまた違った印象を受けますね。
そんな彼女の奮闘は、ぜひゲーム本編でお楽しみください。
※2020/7/22追記
上記の「そして天秤の器は満ちる」において「人のための行動ばかりで自分自身が空っぽのように感じている」というパーソナリティが新たに明らかになりました。それを踏まえて考えると、ぬいぐるみを好んでいるのはそんな虚しさを埋めるためという(ある意味で王道な)理由でもありそうです。
あるいは上記エピソード中で示唆された「冷静ゆえに他者に冷たく見られやすい」という点からくる孤独感、寂しさと関係しているかもしれません。今後その辺りと絡めたぬいぐるみ好きとしての描写にも期待したいところですね。
コメント